ロワール地方
フランス最長1012kmのロワール川中域から下流にかけて「フランスの庭」と呼ばれるこの一帯。かつて国王や芸術家など歴史上の人物たちがロワール川に魅せられ、この川岸に住みました。
歴史に思いを馳せ、古城巡りやシャトー・ホテル滞在で優雅な気分を味わうのも良いでしょう。
主な観光地
<ロワールの古城>
シャンボール城、シュノンソー城、アンボワーズ城、アゼルリドー城、ヴィランドリー城、ユッセ城、、、
<主要都市>
トゥール、アンボワーズ、オルレアン、ナント、ソーミュール、アンジェ...
シャンボール城
フランス・ルネッサンスの傑作といわれるロワール流域最大の城。
元々はフランソワ1世が狩猟用邸宅として建てましたが、本人はブロワ城やアンボワーズ城を居城とし、シャンボ-ル城に滞在したのは合計しても数週間というから驚きです。(あまりに広すぎて実用的ではなかったようです...)
その後、放棄・修繕の歴史を繰り返しましたが、1932年以降は国の所有となりフランスを代表する観光地となっています。
★レオナルド・ダヴィンチが設計したといわれる二重螺旋階段は、人がすれ違わずに昇降できる巧妙な設計として、この城の見所となっています。
シュノンソー城
シェール川をまたぐように佇むこの美しい城は、6代に渡り女性が城主だったことから6人の女の城とも呼ばれます。中でも有名なのが、フランス史に名を残す永遠の美女ディアーヌ・ド・ポワティエと、イタリア・メディチ家から嫁いだ女傑カトリーヌ・ド・メディシス。アンリ2世の愛妾vs本妻のふたりが繰り広げた愛憎劇を偲ばせるかのように、2つの庭園にはそれぞれディアーヌ、カトリーヌの名が付けられています。
レ・マシン・ド・リル (ナント)
ナントの元造船場だった場所にできた話題のアトラクション&アトリエ。
(※遊園地ではありません) これを目当てにナントに行く旅行者が急増しています。特に有名なのは、重さ50トン、高さ12メートルの巨大象が散歩するアトラクション。一度に40人を乗せて島内を巡ります。これらを製作しているのは巨大人形製作などを得意とするアート・スペクタクル集団ラ・マシン。彼らが目指しているのは、ナント出身のSF作家ジュール・ヴェルヌや、天才技術師ダ・ヴィンチの世界です。アトリエでは製作中の作品や今後のプロジェクトを見学することができます。大人も子供も楽しめる夢のような場所!!
★参考料金: 象の散歩、海のメリーゴーランド、ギャラリー見学 各8.5ユーロ(2016年3月現在)
モデルプラン
①トゥールを中心に古城巡り
1日目:パリからTGVでトゥールへ
午後半日 古城巡りツアーに参加 <トゥール近郊泊>
2日目:古城巡りツアーに参加 <トゥール近郊泊>
3日目:気球でロワール川上空散策
*現地ツアーのあるトゥールかアンボワーズを拠点にするのが便利です。余裕のある方は是非郊外のシャトーホテルにお泊まりください。
おすすめホテル
<トゥール>
Hotel de l'Univers**** 駅近便利
Chateau Belmont**** トゥール市内のシャトー・ホテル
<トゥール近郊>
Chateau de Pray****アンボワーズの人気のシャトー・ホテル。レストランはミシュラン1つ星。
Chateau de la Bourdaisiere***トゥールから約10kmのシャトー・ホテル。城内に菜園とトマト・バーがあります。
Auberge du Bone Laboureur**** シュノンソー駅前で、お城もすぐ。レストランはミシュラン1つ星。
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