フランス基本情報
フランス基本データ
正式国名:フランス共和国 République Française
国旗:トリコロール (青・白・赤)
国家:ラ・マルセイエーズ La Marseillaise
首都:パリ(人口約227万人)
国家元首:フランソワ・オランド大統領(2014年11月現在)
政体:共和制
宗教:カトリック62%、イスラム6%、プロテスタント2%、ユダヤ教1%等
言語:フランス語
人口:約6500万人(日本の約半分) 注:海外領を含む
面積:約55万平方km(日本の約1.5倍) 注:海外領土を除く
日本からのフライト時間:直行便で約12時間
(直行便は、エールフランス、日本航空、全日空の3社)
時差について
日本より8時間遅れています (例:フランス正午は日本の午後8:00)。
ただし4月~10月の7ヶ月間はサマータイムのため、時差は7時間になります。
(標準時間よりもサマータイム期間の方が長いのが面白いですね)
夏時間開始は3月の最終土曜と日曜の間 (午前1:00に2:00に進める)。
冬時間開始は10月の最終土曜と日曜の間(午前2:00に1:00に戻す)。
切り替え時期に旅行している際は注意が必要です。
ビザとパスポートの残存期間
フランスはシェンゲン協定実施国です。
日本のパスポートがあれば、90日以内の観光にはビザは不要です。
・180日間のうちにシェンゲン協定国内に90日以内の滞在が可能
・フランス入国時に滞在日数+3ヶ月以上の有効期間が必要
ご旅行前にパスポートの残存期間をご確認ください。
シェンゲン協定についての注意や詳細はこちらでも紹介しています。
ビジネスアワー
一般的な営業時間の目安をご紹介します。
営業時間は、ショップやレストランなどは店によって異ります。
夏のバカンスシーズンなどに長期休暇を取る店も多いので、お目当てのお店がある場合には事前にご確認ください。
日曜日はほとんどの店が閉まっているので注意が必要です。
【銀行】
月~金、9:00~16:30。土・日曜、祝日は基本的に休み。
【ショップ】
10:00~19:00頃(特に地方では昼休みを取る店もある)
日曜祝日はほとんどの店が休み。
【デパート】
9:30~19:00頃。日曜、祝日は基本的に休み。
【レストラン】
昼12:00~14:30、夜19:00~22:30頃
(高級レストランは日曜、8月に休みを取る店が多い)
【カフェ】
8:00~24:00頃
【マルシェ】
パリのマルシェは月曜日がお休みです。
日本出発前の外貨の準備
両替
日本からパリに到着されてすぐに両替をするのは大変ですし、レートもよくありません。到着後2-3日過ごせる程度のユーロ現金(2、3万円程度)は出発前にご準備ください。
高額の紙幣は使用頻度が低いので、小額の紙幣(20ユーロ以下が理想、50ユーロが限度)が便利です。
100ユーロ以上のの高額紙幣はなかなか受付けてくれないとお考え下さい。(ニセ札が多かったり、盗難防止の為お釣の用意がないためです)
現地での生活に小銭は必要です。路線バスで運転手から切符を購入する際、ジュースの自動販売機、パン屋などお釣りを十分用意していない店などでは小銭が必要です。早めに小銭にくずしておきましょう。
トラベラーズチェック
トラベラーズチェックは、両替ができる窓口が減り不便になりました。
現実的には、クレジットカードの海外キャッシングがレートもよく、効率的で安全です。
購入先
日本ではユーロの現金は、外貨を取り扱っている銀行(外国為替取扱銀行)、空港の銀行で両替できます。
フランスの通貨単位
ユーロ EURO
サンチーム CENTIME (C) (補助単位)
1ユーロ=100サンチーム
※2014年11月現在 1ユーロ=約140円
流通紙幣および貨幣
紙幣→5、10、20、50、100、200、500ユーロ(7種類)
硬貨→1、2、5、10、20、50(サンチーム) 1、2(ユーロ)
硬貨の裏面は国によってデザインが違いますが、EU加盟国のほかの国でも問題なく使うことができます。※2013年5月より、小額紙幣から順次新しいデザインのお札が発行されています。
クレジットカードは旅の必需品!
フランスのカードはICチップが主流です。支払いの際には4桁の暗証番号が必要になりますので、日本出発前に必ず確認して下さい。(対人の場合、暗証番号ではなく署名方式でも支払いが可能です)
スーパーなどでは小額でもカード払いを受付けてくれる所もありますが、
お店によってはカード10ユーロ以上~などの規定を設けています。
(「Carte bancaire a partir de 10 euros」等、表記してあることが多いです。)
フランスをはじめヨーロッパで多く使われているのは、VISAカードやMASTERカードです。アメックス、ダイナース、JCBなどは使用できないところが多いのでご注意下さい。
銀行のATMでキャッシングも可能です(カードによっては現金引き出しができない場合もあります)。
レートもわりとよく、現金を小分けに引き出せるので安全・便利です。
ただし、引き出しの際には十分ご注意下さい。
・人通りのない場所ではATMを利用しない
・カードを飲み込まれるトラブルもあるので、ATMが故障していないか確かめる(自分の前に他の人が使用しているのを確かめる等)
●フランスでのお金管理のまとめ●
大金を持ち歩くのはリスクが高いので、両替や現金引出はなるべく最小限に留め、なるべくカードで支払うのが賢いと言えます。
免税について
フランスでは外国人旅行者(90日以内にEU圏外へ出国することが条件)がひとつの店で175.01ユーロ以上の買い物をすると、13%~18.6%(店によって異なる)の免税が受けられます。
未使用のままEU圏外に持ち出すことが条件です。
商品購入時にパスポートを提示して免税手続きの申請をしてください。
免税手続きをする品物は税関に提示する必要があるので、機内持ち込み手荷物にするようにしてください。
また、この免税手続きはEU加盟国で一番最後に出国する国の空港で行うので、乗継便を利用する際には要注意です。
チップについて
カフェ、レストランなどで、サービス料込み (Service Compris) の場合、基本的にチップは必要ありません。
ただし、レストランなどでサービスが良かったり、よく立ち寄るカフェなどで「感謝の気持ちを表したい時」は、チップを置く習慣が今でもまだ残っています。
参考料金例)
タクシー :料金の5%程度
カフェ:おつりの小銭を残す程度(チップを残しやすくするため?ボーイさんはわざと小銭でお釣りを返してきたりします)
レストラン :料金の5%程度(高級レストランでは、5%~10%を目安にきりの良い紙幣で渡すとスマートです)
ホテル:特別なことを依頼した場合に1ユーロ程度。高級ホテルでなければ、通常の掃除には不要。
トイレ:掃除係員がお皿を置いて座っていたら50サンチーム程度。金額が決まっている場合もある。
劇場などの案内係:50サンチーム程度
あくまでも参考ですので、無理に置くことはありません。
慣れない習慣ですが、周りのフランス人をお手本にしてみてください。
大きな国鉄駅などではトイレを利用するために義務的にチップを払う場合があります。
水について
「水道水は飲めますか?」という質問をよく受けます。
もちろん飲んでも大丈夫です。
ただし石灰分が多いので、気になる方はミネラルウォーターを購入すると良いでしょう。
スーパーなら色々な種類があり日本より安く購入できますが、観光地のスタンドなどでは2~3倍の値段がします。
※種類は2種類、炭酸入り(Gazeuse ガズーズ)と、炭酸なし(Plate プラット)があります。最近は色々なフレーバー付きも多い。
フランスの水は硬水が主流です。日本人が飲みやすいのはVOLVIC等の軟水です。
レストランやカフェで無料の水が欲しいときは「ユン・カラフ・ドー シル・ヴ・プレ(une carafe d'eau, s'il vous plait)」と言えばokです。
電圧とプラグ
フランスの電圧は220Vで周波数は50Hz。
プラグの種類は2本ピンのCタイプ。
(SEタイプもありますが、すべてCタイプで対応できます。)
日本国内仕様(100v)の電化製品はそのままでは使えないので、変圧器が必要です。
最近ではパソコン、デジカメ、携帯電話の充電器などはそのまま使える物が多いので出発前に販売店にご確認ください。
変圧器は不要な場合でもプラグは必ず必要です。
★電化製品に記載の入力ヴォルト(V)が
*100Vと記載されているもの
・・・ヨーロッパ対応の変圧器が必要です。(価格:4,000円前後~)
*100V~240Vと記載されているもの
・・・変圧器は不要です。Cプラグが必要です。(価格:500円前後)
電話について
フランスの国番号「33」
最近では日本の携帯電話でも海外で使用可能なものが多くなりました。フランスにいても日本の携帯電話を使うなら、国番号(33)の入力が必要です。
フランスの公衆電話の多くはカード式で、テレフォンカード(Télécarte)はタバコ屋などで購入可能です。
チェック!日本への国際電話は、全ての公衆電話から通話が可能です。
電話のかけ方
フランスから日本へ(国際電話)
例)フランスから、フランスデスク(TEL 03-5641-1218)に電話をかける場合
00-81-3-5641-1218 とダイヤルする。
00 → 国際電話識別番号
81 → 日本の国番号
3 → 市外局番(東京03から「0」をとった数字)
フランスからフランス国内へ(国内電話)
例)パリ(TEL 01-23-45-67-89)に電話をかける場合
01-23-45-67-89 とダイヤルする。
祝祭日について
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フランスの祝祭日は、 |
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04月08日★ |
復活祭 Paques |
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04月09日★ |
復活祭翌日の月曜日 Lundi de Paques |
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05月01日 |
メーデー Fete de Travail |
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05月08日 |
第2次世界大戦戦勝記念日 Le 8 Mai |
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05月17日★ |
キリスト昇天祭 Asccension |
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05月27日★ |
聖霊降臨祭 Pentecote |
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05月28日★ |
聖霊降臨祭の翌月曜日 Lundi de Pentecote |
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07月14日 |
革命記念日(パリ祭) 14 Juillet |
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08月15日 |
聖母昇天祭 Assomption |
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11月01日 |
諸聖人の祝日 Toussaint |
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11月11日 |
第1次世界大戦休戦記念日 Fete de Victoire |
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12月25日 |
クリスマス Noel |
気候について
【春】
冬から本格的に春になった感じがするのは復活祭の頃、4月です。
【夏】
梅雨期はなく、空気は乾燥しており、6月でも曇った日など肌寒い程で、夏に旅行される方でも1枚位は長袖を持っていた方がいいでしょう。
7、8月の日中は30度前後になります。
22:00 くらいまで明るいです。
【秋】
9月に入るとすでに秋の気配です。
雨は降る日が多くなり、夜は冷え込みます。
【冬】
11月には冬の感じがします。
10月末にサマータイムが終わると急に日が短くなり、日中も厚い雲におおわれた日が多くなります。
東京よりも寒く、厚手のコートやセーターが重宝します。
朝明るくなるのは8:30 くらいから。街頭がついている中、出勤・通学します。
夕方17:00 には暗くなります。
平均気温
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1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
東京 |
5.2 |
5.6 |
8.5 |
14.1 |
18.6 |
21.7 |
25.2 |
27.1 |
23.2 |
17.6 |
12.6 |
7.9 |
パリ |
3.4 |
4.1 |
7.6 |
10.7 |
14.3 |
17.5 |
19.1 |
18.7 |
16.0 |
11.4 |
7.1 |
4.3 |
ニース |
11.6 |
10.8 |
12.0 |
13.9 |
17.3 |
19.5 |
23.4 |
24.1 |
20.2 |
18.5 |
12.6 |
11.8 |
ボルドー |
11.6 |
12.5 |
14.0 |
14.9 |
18.2 |
20.8 |
23.0 |
23.4 |
22.6 |
19.2 |
14.2 |
11.6 |
トゥールーズ |
8.7 |
10.5 |
13.6 |
16.0 |
20.0 |
23.7 |
26.7 |
26.3 |
23.7 |
18.6 |
12.5 |
9.3 |
ストラスブール |
0.7 |
3.0 |
5.6 |
9.7 |
13.7 |
17.1 |
19.1 |
18.5 |
15.6 |
10.8 |
5.3 |
1.6 |
おすすめの滞在時期について
ロングステイ特集ページでご紹介しています。
ロングステイ特集ページ
渡航に適した時期