

フランスの地方には魅力がいっぱい。
パリから先のフランスへ
恵まれた自然条件に加え、歴史遺産の宝庫でもあるプロヴァンス地方。特にポン・デュ・ガールを代表とするローマ遺跡や、アヴィニョン法王庁宮殿は見逃せない観光地です。そして、本当のプロヴァンスの魅力を知るためには、ゴルドやルシヨンなど美しい村々が点在するリュベロン地方ははずせません。
ピーター・メイル著『南仏プロヴァンスの12ヶ月』で90年代に一躍世界中の注目を集めたリュベロン地方。のんびり雄大な自然の風景の中に、中世の素朴な村々が溶け込むように点在しています。”フランスの美しい村”に登録された村々も集中していますので、1日で数箇所巡ることが可能です。できればレンタカーや専用車でのんびり宿泊しながら巡るのが理想ですが、現地発ツアーも充実していますから気軽にアクセス可能です。
ニース、モナコ、カンヌなどイタリアに続く地中海沿いの、世界中が憧れる高級リゾート地コート・ダジュール。海沿いには高級ホテルが立ち並び、ヤシの木がリゾート気分を引き立てます。
コート・ダジュールにいくつか点在する”鷲ノ巣村”の中でも、一番人気なのがエズ村です。海抜420m、海から垂直に切り立った崖の上から見る地中海の美しさは格別。まるで迷路のように入り組んだ村内は、中世の面影そのままのかわいらしさで、1時間もあれば廻りきることができます。但し、日中は沢山の観光客でごった返していますので、シーズン中は朝か夕方の観光がおすすめ。素敵なホテルがいくつかありますので、できれば村内に宿泊がおすすめです。静寂で幻想的な空気のエズ村は宿泊者だけが見ることのできる特権。冬期はクローズするお店が多いので注意が必要です。
コート・ダ・ジュールの200km沖合いに位置するコルシカ島は地中海で3番目に大きい島。フランス本土で唯一、世界自然遺産に登録されています。海と山の両方が楽しめ、自然を愛する旅人にまさに理想的な目的地!アジャクシオ~バスティア~カルビをT字で繋ぐコルシカ鉄道は、76の橋と36のトンネルを通る野性味溢れる鉄道。線路を横断中の野生の牛に出会ったりするうちに、いつの間にか身も心ものんびりコルシカ時間に。西部の港町アジャクシオはナポレオンの生まれ故郷として有名です。
アヴィニョンやアルルのすぐ西側に位置するラングドック・ルシヨン地方には、ローマ時代の建築物や世界遺産などスケールの大きな見所が沢山あり、訪れる人々に2000年以上も前からの歴史を物語ります。